のびのび成長!!あなたの会社を幸せにする社労士

【著者情報】
飯田祐司
社会保険労務士事務所あなたの味方　代表
社会保険労務士

1976年生まれ。2019年開業。社会保険労務士試験合格後いくつかの事業会社で人事労務業務に従事（従業員30名規模〜1,000名規模）。現在は、「社内の人事労務担当者の育成支援、人事・労務業務内製化フォローを通じて、社長が考えた人事政策を実現できる人事部創りに貢献する」という想いをもってサービスを展開。労務相談には、法令の解説に留まらず、実践的な対応方法・運用方法を伝えている。
電子書籍の著者シリーズには「社員が30名を超えたら読む社内でプロ人事担当者を育成する技術」、「ナゼ社長は毎月キチンと給料を払っているのに、スタッフは社長の思う通りに動かないのか？」、「もっと稼ぎたかったら、顧問に社会保険労務士をつけなさい：経営者のために稼ぐ、儲かる、コストダウンを実現する社労士の使い方・選び方」がある。

はじめに
「信念を持った社労士は、やっぱりあなたの会社の役に立つ！　」

「はぁ……」

　打ち合わせの時間が近づくたびに、心が重くなる……そのような経験はありませんか？

　「手続き」を外注する以外の、顧問社労士との打ち合わせは、正直気が重いものです。労働時間管理の徹底や労働基準法の厳格な遵守など、その「口うるささ」に顔を合わせること自体を避けたくなることも。

　しかし、その気持ちは私もよく理解しています。私が事業会社で人事労務を担当していたとき、顧問社労士との打ち合わせに同じような心境で臨んでいました。法律や規則に基づく指摘は重要ですが、それに伴うストレスや抵抗感は避けがたいものです。

　法律を遵守することの重要性は誰もが理解していますが、日々の業務のなかでその厳格な要求に直面すると、抵抗感を覚えることもあるでしょう。しかし、その抵抗感やストレスは、実は成長への一歩でもあるのです。顧問社労士との「口うるさい」打ち合わせは、社員やスタッフの定着率が上がり、より良い労働環境を作るための必要なステップなのです。

　改めまして、本書を手に取っていただきありがとうございます。私、飯田祐司は、プロフェッショナルとしてのキャリアを社会保険労務士および人事担当者育成コンサルタントとして歩んできました。さまざまな規模の会社を支援するなかで、多くの知識と経験を積み今があります。

　本書を通じて、私はあなたに、顧問社労士との打ち合わせを負担ではなく、チャンスと捉える視点をお伝えします。どうすればストレスを感じずに法的要件を満たせるのか、また、顧問社労士との関係をより建設的なものにする方法について、実践的なアドバイスができればと思います。